半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

年間100冊完全読破計画

5436 「失踪願望。」

大学生の頃からずっと読んでいる椎名誠さんの「失踪願望。」(集英社)をようやく読みました。 内容は,シーナ日記です。ネット上で何回かは読んでいましたが,本を購入しようと思った理由は,野田知佑さんについての書きおろしが収録されているからです。 …

5432 定年退職してからの学び

定年退職に関して十分な知識がありませんでした。現役時代に2回ほど退職セミナーに参加した程度です。実際,定年退職するといろいろな疑問が湧いてきました。そこで,ネットではなく書籍でしっかりと学ぼうと考えて,「定年退職を決めたら読むあんちょこ」(…

5364 ブラックな教育書の新刊

昨日に引き続き,セミナーの資料づくりをしました。すると予約していた中村健一先生の新刊「策略 ブラック仕事術 誰にも言えない手抜きな働き方」(明治図書)が届きましたので,早速読みました。 感想です。 ①読後,爽快感が味わえます。 ➁約1時間で読破で…

5271 まっすぐで熱い生き方

発売をとても楽しみにしている漫画「BLUE GIANT EXPLORER」の7巻を読みました。その中で主人公ダイのセリフがしびれました。 「オレの中の全部を出します。昨日も明日もない。お客の心を動かすにはそれしかない」 真っ直ぐで熱い生き方を教えてくれる漫画で…

5217 夏の読書記録

夏の読書記録をしていない本がありましたので,この時期に書いておきます。 〇「月島慕情」(浅田次郎 文春文庫) ほろりとさせる美しい短編が7編収録されています。特に表題作の「月島慕情」はラストでジーンとさせられます。 〇「帰郷」(浅田次郎 集英社…

5205 副反応と「昭和の消えた仕事」

今日は,4回目のワクチンの副反応で特休をもらいました。熱は高くはありませんでしたが,何となくだるさが続いていましたので,1日ベッドで寝たり横になって読書をしたりしました。 けだるい感じの時に読む本は何がいいかなと思って,選んだ本が「昭和の消え…

5202 60歳でも純愛小説を読むのです

60歳でも純愛小説を読みたくなる時があるのです。 「ひまわりは恋の形」(宇山佳佑 小学館) 今朝6時に読み終わりました。涙腺がゆるくなっていますから,ラストで涙が少し出ました。 ひまわりは恋の形 作者:宇山佳佑 小学館 Amazon

5198 「月まで三キロ」

今年読んだ本の中で一番良かった本です。 「月まで三キロ」(伊予原新 新潮文庫)です。 伊予原さんは,初めて読んだ作者さんです。6編の短編が収録されていますが,どれも味のあるしかも涙腺がゆるんでしまう,感動本でした。 伊予原さんは,東京大学大学院…

5188 「授業で学級をつくる」

土居正博先生の「授業で学級をつくる」(東洋館出版)を読破しました。 中学校では,年間1015時間の授業を実施しています。 1年生の社会で言えば,年間105時間の授業を実施しています。この膨大な時間を単なる学習の場としてとらえるのではなく,生徒ひとり…

5186 「つぎはぎ仏教入門」

純粋な夏休み2日目。 午前中は,観葉植物の土入れ替え作業をしました。わずかな時間の作業でしたが,Tシャツが汗でぐっしょりになりました。 午後は,久々の読書をしました。随分前に購入し,ちょっとずつ読んでいましたがようやく読破しました。 「つぎは…

5175 不親切と細やかさ

午前中は,段ボール箱や新聞をまとめて資源ごみ回収の準備をしたり,自宅周りの掃除をしたり,大汗をかきながら動きました。午後は,「不親切教師のススメ」(松尾英明 さくら社)を読みました。読後,野口先生の講座を聞くような爽快さがありました。これを…

5159 「BLUE GIANT EXPLORER 6」

野活の疲れが残っています。午前中4時間連続授業。午後から振休なので何とか頑張りました。また,来週から夏休みということもあり,何とか頑張りました。60歳の現実をひしひしと感じています。帰宅後,楽しみにしていた漫画「BLUE GIANT EXPLORER ⑥ 」(ビッ…

5140 「同志少女よ,敵を撃て」を読破

テスト前で部活も休みです。いくつかの家の仕事を済ませた後で,読み進めていた「同志少女よ,敵を撃て」(逢坂冬馬 早川書房)を読破しました。第一次世界大戦の独ソ戦を舞台にした,狙撃兵のロシア少女が主人公です。特に狙撃シーンの描写がすごくて映画の…

5128 平和学習をどうするか

1日休み。午前中は,明日発行する学年通心を作りました。昼は家人と王将で餃子を堪能しました。帰宅後にゴロゴロしながら2冊を読破しました。 1冊は,図書館から借りた「夕凪の街 桜の国」(こうの史代 アクションコミック)です。「この世界の片隅に」も良…

5119 思い出を処分する勇気

沢野ひとしさんの「ジジイの片づけ」(集英社)を読み終わりました。 この本に出てきた「明窓浄几(めいそうじょうき)」という言葉です。明るい窓と清潔な机,つまり,学問をするのに適した明るく清らな書斎のことを意味するそうです。私が目指している書斎…

5116 精神的な贅沢

「ジジイの片づけ」(集英社クリエイティブ) 椎名誠さんが,何となくすすめていたので早速購入しました。ウマ下手絵で有名な沢野ひとし画伯の本です。久々に読みます。私もいろいろと片付けする時が徐々に迫ってきていますので,参考にしたいと思います。帯…

5054 「ちばおきおを憶えていますか」

週刊少年ジャンプを買い始めたのは,小学3年生頃だったと思います。連載は,「侍ジャイアンツ」「アストロ球団」「ど根性ガエル」「荒野の少年イサム」などでした。 中でも一番好きだったのは,ちばあきおさんの「プレイボール」でした。 魔球も出てきません…

5030 「母の待つ里」

今日も終日N高校の入試引率でした。朝は冷え込んでいましたが,昼頃には春めいた陽気となりました。さて,今日の読書本は,昨日に引きつづき浅田次郎さんの「母の待つ里」(新潮社)でした。とても読みやすいリズムある文章で一気に読み終わりました。家族と…

5029 涙腺崩壊本「おもかげ」

今日は早朝からN高校後期入試引率でした。13名の生徒も時間内に集合完了しました。控室では,学校の仕事ができませんので,いつも通りひたすら読書をしました。書斎から選んだ本は,「おもかげ」(浅田次郎 講談社文庫)です。450ページをこえる本ですが一気…

5026 音が聞こえるマンガ

「BLUE GIANT EXPLORER(5)」 (石塚真一 ビッグコミックススペシャル) を読みました。メキシコで新しいピアニストと出会います。レッスンを担当することで音楽に新たな視点を得ることなります。アニメ映画が決定しました。 BLUE GIANT EXPLORER(5) (…

5005 「暁の宇品」

9日に行われた公立高校前期入試の合格者発表の次の日に,落ち込んだ生徒が数名いました。3学級とも授業はじめの5分程度話をしました。ある女子生徒は,その話を聞いて,気持ちを入れ替えて後期に向けて頑張ろうと思いましたと担任に話したそうです。 そんな…

4995 「デジタル・ファシズム」

今日は,朝から公立高校前期入試の引率でした。7時30分から始まり,面接が終ったのは15時40分でした。午前中は,国数英の基礎学力検査,午後は面接でした。つらいのは,面接が終り時間差で会場から出てくる生徒を玄関前で待っていることです。特に今日は寒か…

4987 「黒牢城」と私立入試

コロナの影響で対応に追われながら,何とか私立S高校の一次入試が終わりました。別室受験の生徒も無事に終わりました。高校側もできるだけ広い空間,換気がよい空間で受験させるような工夫をしていました。控室では,学校関係の仕事ができませんから,ひたす…

4970 「一刀斎夢録(下)」読破

「一刀斎酔夢(下)」(浅田次郎 文春文庫)を読み終わりました。新選組三番隊長である斎藤一が,戊辰戦争,西南戦争など時代が大きく変わる中で,どのように生きたかを描いたものです。居合の名人ですが,その描写が生々しく浅田氏の筆力の凄さがわかります…

4965 断捨離と斎藤一

本当ならば休みですが,進路関係の仕事をするために午前中だけ出勤しました。職員室は教頭をはじめ数名の先生がいました。郵便局に受験料を振込み,私立高校推薦関係の種類を整えて進路指導主事に提出し,帰宅しました。午後からは,書斎の本をネット古本屋…

4964 令和4年の初詣

今日は久々に家族4人が揃って初詣に行きました。それぞれの仕事の都合で日程が合わなかったので4年ぶりぐらいとなります。午後は,ゆっくりと読書。 「日本の運命について語ろう」(浅田次郎 幻冬舎文庫)です。 これがとても読みやすく面白かったです。社会…

4956 「策略ブラック新卒1年目サバイバル術」

中村健一先生の新刊「策略 ブラック新卒1年目 サバイバル術」(明治図書)を読みました。私の教職35年間で学んだことや実践していることの共通点が数多くありました。例えば,中村先生は「厳しいけど,楽しい。楽しいけど,厳しい。そんな教師を子どもたちは…

4955 「立花隆の最終講義」

朝から部活指導。昨晩のクリスマスイブの影響でしょうか。4人が欠席でした。寒さが厳しく,体育館の中も相当冷え込んでいました。帰りに妻から買い物を頼まれ,大型スーパーに寄ると駐車場も大渋滞でした。いよいよ年末を感じました。 家の大掃除もしなくて…

4938 「日本衆愚社会」

久しぶりに呉智英さんの本を読みました。 大学時代から「大衆食堂の人々」「現代マンガの全体像」(情報センター出版局)「バカにつける薬」「言葉の常備薬」双葉文庫)などを読んできました。今回読んだ本は,「日本衆愚社会」(小学館新書)です。この中で…

4714 教師の言葉で生徒を変える

毎週月曜日に発行している学年通心の内容に悩んだ結果,土作先生の「ここ一番で子どもの心を震わす決めゼリフ」(明治図書)を再読しました。この本は,いろいろな使いみちがあります。 ①学級で語る時 ②生徒指導で語る時 ③全校集会や学年集会で語る時, ④道…