半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

5205 副反応と「昭和の消えた仕事」

今日は,4回目のワクチンの副反応で特休をもらいました。熱は高くはありませんでしたが,何となくだるさが続いていましたので,1日ベッドで寝たり横になって読書をしたりしました。
けだるい感じの時に読む本は何がいいかなと思って,選んだ本が「昭和の消えた仕事図鑑」(澤宮優・平野恵理子 原書房)です。
昭和の頃にあった仕事がイラスト付きで解説されています。どのページから読んでもいいですから,気になった仕事から読みました。
私の記憶にある昭和の仕事は,
〇金魚売
 〇ロバのパン
〇乗合バス
〇電話交換手
〇下宿屋
〇炭焼き
〇アイスキャンデー屋
〇ポン菓子屋
などがありましたが,今は,すべて消えてしまった仕事です。
この本に,こんな仕事がありました。
何と読むか分かりますか。
「杣」
山林の伐木,造材,加工,荒削りなどの製材を行う人です。
読み方は「そま」です。きこりという呼び名より,「そま」というほうが山の仙人みたいな感じが伝わり,自然の中で生きる人ように思えます。
澤宮さんは,この本の最初のこんな文を書かれています。
「これらの仕事には,今よりもっと人間の匂いと体温があったと私は思っている」
確かにそうだなあと思いました。
ぼーっとした頭で読みましたから,なおさらノスタルジックになったのかもしれません。