半径3mの教育論

〈教育雑感編〉

6618 学校における七夕飾り

校内に七夕飾りをつけるために、笹が設置されていました。

その横に、短冊とペンが置いてありました。生徒に自由に書かせるということでしょうか。

七夕飾りを置く小中学校も多いでしょう。

日本の年中行事を知り、織姫と彦星の物語を紹介する機会にもなります。

しかし、こんな問題が発生したことがあります。

①短冊に特定の生徒の悪口を書く。

②短絡的でレベルが低い内容を書く(金持ちになりたい、彼氏ができますようになど)

③読むと不快になる言葉を書く。

④他の人が書いた短冊にいたずらをする。

⑤ペンで壁などに落書きをする。

⑥時期が終わった時に誰がどうやって処分するか

 

こんな問題が発生するので、七夕飾りを設置するのはやめたほうがいいと言っているわけではありません。

事前指導を徹底する必要があるのです。

①七夕のいわれを教える。

②短冊は誰もが見ることを教える。

③短冊に書いてはいけない内容を考えさせる。

④短冊に書くべきより良い内容とはどんなものかを考えさせる。

(高校合格、夢が叶いますようにと言う個人的な望みもいいですが、さらにレベルが高い望みとは何かを考えさせる)

 

これらの事前指導もしないで、いきなり自由に書かせる放任的な取り組みでは、生徒に罪をつくらせることになります。

 

たかが七夕飾りですが、意図的な指導をすれば、生徒を高めることができる取り組みになるのです。

 

 

 

 

6617 道徳授業公開に向けて

校長から依頼があった道徳授業の公開について、ようやく準備をはじめました。

いつもながら、腰が重いのです。

新作は無理ですから、以前、作り実践した道徳授業から何をしようかと考えました。

3年生に考えてほしい内容として、

①家族の大切さ

②仲間の大切さ

③自信をもとう

④前向きに生きる

を考えています。

実施する3年1組の生徒、ひとり一人の顔を浮かべながら、どれにしようかと悩んでいます。

そろそろ決定して、教材を微調整しなければいけません。

今度の土日で勝負します。

6616 柳に風

昨日に引き続き、美輪明宏さんの話です。

読売新聞「編集手帳」(2026年6月30日)に美輪さんの言葉が紹介されていました。

〈引用始まり〉

醜い心にならないように意地悪はやり返さない、柳に風はたおやかで優雅な人間になるためのたしなみです。

〈引用終わり〉

久しぶりに「たしなみ」という言葉に出会いました。

声に出してみると、素敵な言葉だとということを再認識しました。

6615「ヨイトマケの唄」と母の記憶

昭和40年代の話です。

私が小学1年生の頃だったと記憶しています。

学校から家へ帰ると母がいませんでした。

いつもなら、「お帰り」と玄関へ出てくれる母でしたが、その日は、祖母しかいませんでした。

祖母に母がどこにいるかたずねたところ、上の道へ行ってごらんと言われました。

言われた通りに、上の道へ歩いていくと、大勢の大人たちが道路工事をしていました。

その頃、学校から自宅までの道路はほとんどが砂利道で、舗装されていませんでした。

その工事をしていたのです。

多くの男の人たちの中には、数名の女性も働いていました。

そのほとんどが知った顔でした。

さらによく見ると、母もいました。

スコップを手にもって、道路に砂利を敷いていました。

近くまで駈け寄って、「ただいま」と声をかけると母は「お帰り」と笑顔で言ってくれました。

母がどうして道路工事の日雇いで働いていたなのか、分かりませんが、おそらく人手が足りなかったからだと思います。

それから、数か月間、帰宅しても母がいない日が続いたと思います。

母親に甘えたい年頃だったにもかかわらず、甘えられなかったことで、この歳になっても鮮明な記憶として残っているのでしょう。

あの時の、母の笑顔は映像として鮮明に浮かんできます。

 

先日、美輪明宏さんが亡くなりました。

その美輪さんが歌った「ヨイトマケの唄」を聞いて、道路工事の日雇いで働いていた母を思い出しました。

この唄に出てくる母親と自分の母の姿が重なります。

今の子どもたちに話しても絶対に想像もできない随分昔の話です。

美輪さんのご冥福をお祈り申し上げます。

合掌。

 

 

6614 週案より(その4)

書くネタが見つかりませんので、再び週案をパラパラと見ています。

すると、こんなことを書いていました。

2013(平成25)年度 第21週(10月7日から10月11日)のページです。

 

〇「上質な二流を目指す」

〇聞くために必要な「あいうえお」

「あ」…相手をしっかりと見る

「い」…いい姿勢で聞く

「う」…うなづきながら聞く

「え」…鉛筆でメモをとりながら聞く

「お」…終わりまでしっかりと聞く

残念ながら出展をメモしていませんでした。

6613 週案より(その3)

今回は、2015(平成27年)年度の週案に貼っていたプリントを紹介します。

この時は、第1学年の主任をしていて、市道徳部会で道徳授業を公開し、校外から多くの先生たちが参観しました。

マンガ「天才、柳沢教授の生活」を教材にした「愛すべきうそ」という自作の道徳授業でした。

その時に配付した資料を生徒が家庭に持ち帰り、ある保護者がコメントをくれました。

それを紹介します。

〈平成27年1月27日(水)〉

「嘘」と聞くと悪いことの様に思いますが、相手の為の嘘、自分以外につく嘘で周りを幸せにできる嘘もあると思います。自分自身をかばう為の嘘というのは、いつか必ず自分に返ってくると思います。それはきっと自分にゆとりがないからだと思います。相手の事を思える時には心にゆとりがあり自分自身が充実している時だと思うので、日頃から視野を広げて心にゆとりを持てる様に親としても成長しなければと思いました。

 

保護者がこういうコメントを書くということは、生徒が道徳授業を家庭で話題にしたからです。そして、授業で使った資料を保護者に見せ、親子で「嘘」について話をしたのだろうと推察しました。

こんな時、道徳授業をやって本当によかったと思います。

しかも、忙しい中に、ここまでしっかりと書いてもらったこともうれしかったです。

道徳授業が教師と生徒、生徒と保護者、教師と保護者をつなぐものになりうることの証明です。

現在、行っている教科書教材を使った道徳授業では、なかなか難しいのではないかと思います。

 

6612 司書さんのおすすめ本

先日、学校の図書室から借りて読んだ「成瀬は都を駆け抜ける」を司書の方に返却したところ、次の本を紹介されました。

「暁星」(湊かなえ 双葉社)です。

本屋大賞ノミネートされた人気本です。

今日の朝からボチボチと読み始めました。

フィクションですが、ある事件をモチーフにしているようです。

「告白」以来の衝撃を受けるでしょうか。

なんだか表紙も怪しいです。

楽しみです。

司書さんに感謝です。

 

暁星

暁星

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6611 内緒の話

朝から、サッカーの試合を気にしながらの授業でした。

休み時間にスマホで途中経過を見て、また授業に向かうという午前中でした。

結果は引き分けでしたが、決勝トーナメントに行けるということですから、よかったです。

内緒の話ですが、サッカーの試合を見終わってから登校した生徒もいたようです。

内緒の話ですよ。

6610 大雨が続く

昨晩から今朝にかけて激しい雨が降りました。

学校に行く時間は、雨脚が弱くなっていましたが、降り続いていました。

学校までの道路は、冠水やがけ崩れが起こってはいませんでした。

生徒の登校状況も普段と変わらない感じで、一安心です。

帰宅した今も、雨が降り続いています。近くの側溝では、大きな音をたてて水が流れています。

警報も継続中です。

台風も接近していますから、油断はできません。

皆様、どうかご安全に!

 

6609 週案より(その2)

今日は、大雨のため学校は臨時休業となりました。

そのおかげで、ゆっくりとテストの採点ができました。

素点の集計が終ると、ブログのネタを見つけるために過去の週案をパラパラとめくってみました。

すると、こんなメモを見つけました。

〈2019(令和元年)第24週(10月28日~11月1日)〉

認めるとは、「言」と「忍」と書く。

言うを忍ぶという意味。

結果を求めすぎている。

結果を求めすぎているため、子どもについつい言ってしまう。

忍ぶことができない。

例えば、100点をとった子に何と言えばいいのか。

 

A「100点なんてすごいね。おめでとう」

B「気を抜かないで次も頑張ってね」

C「よくがんばっていた結果ね」

 

正解は、Cです。子どもの取り組みを認めて価値づけすることが大切なのです。

言うことを忍ぶ。

これを認めると言います。