半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

5029 涙腺崩壊本「おもかげ」

今日は早朝からN高校後期入試引率でした。13名の生徒も時間内に集合完了しました。控室では,学校の仕事ができませんので,いつも通りひたすら読書をしました。書斎から選んだ本は,「おもかげ」(浅田次郎 講談社文庫)です。450ページをこえる本ですが一気に読み終わりました。ラストに近づくにつれて,涙腺がゆるくなってしまい,さすがに控室で涙を流す姿を他校の先生たちに見られたくないので外のベンチで読みました。
歴史小説も好きですが,「鉄道員」や「地下鉄(メトロ)に乗って」「椿山課長の7日間」や「天国までの100マイル」などの感涙小説もたまりません。優しく美しい内容に感動して,入試引率で来ていることもしばし忘れて,ちょっぴり涙を流してしまいました。主人公が私と近い年齢ということもあるのでしょう。自分の人生とこれからを重ねて読んでしまいました。
明日もN高入試の引率です。さて,どの本を読もうかと考え中です。