半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

5188 「授業で学級をつくる」

土居正博先生の「授業で学級をつくる」(東洋館出版)を読破しました。
中学校では,年間1015時間の授業を実施しています。
1年生の社会で言えば,年間105時間の授業を実施しています。この膨大な時間を単なる学習の場としてとらえるのではなく,生徒ひとり一人を鍛え育てるという視点を持つことが大切です。
それが学級づくりに大いに影響するのです。
随所に,野口先生,深澤先生,土作先生,杉渕先生,中村先生などの教育哲学が垣間見えて,読んでいる時に大いにうなづきました。
 若手教師に一番理解して欲しい部分が,「学級づくり」の全体像です。
①教師と子どもの信頼関係を築くこと
②一人ひとりの「基礎的資質」を育てること
③一般的な学級づくりの要素
①の信頼関係づくりで大切な部分を数多くの授業例で紹介されています。
生徒一人ひとりを大切にしながら,全員参加の授業つくることが大切だと再認識しました。
早速,同僚の若手教師に紹介します。