半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

5217 夏の読書記録

夏の読書記録をしていない本がありましたので,この時期に書いておきます。
〇「月島慕情」(浅田次郎 文春文庫)
ほろりとさせる美しい短編が7編収録されています。特に表題作の「月島慕情」はラストでジーンとさせられます。
〇「帰郷」(浅田次郎 集英社文庫
名もない人々を主人公にして戦争の悲しさを静かに描く短編集です。同じように戦争を静かに描いた「終わらざる夏」につながる作品だと思いました。
 「おもかげ」や「母の待つ里」など感涙本まではいきませんが,じわじわと感動する2作品でした。
浅田次郎作品を無性に読みたくなる時がありますので,次回はいつでしょうか。