教師論
今日は,2学期の修了式がある学校も多い事でしょう。 一番長く行事が多い学期が終わります。 現場の先生たち,本当にお疲れさまでした。 マスコミなどは,教師という仕事に対して「ブラック」の面ばかりを強調しているように思います。 この影響で教師自身も…
沢木耕太郎さんの「旅のつばくろ」(新潮社)には,心に残る文章がいくつかありました。 そういった文章に出会うとノートにすぐに書いています。 さて,今回も沢木さんのいい文章に出会いましたので,少しづつ紹介していきます。 タイトルは「なりつづける」…
先日,近畿地方の導入で,2025年に開催される大阪万博についてのクイズを出しました。 万博キャラクターの名前をあてるというものです。 そして,今日の授業後,ある女子生徒が近寄ってきて, 「うちのお父さんの車のナンバープレートにミャクミャクがついて…
今朝の読売新聞の「教育ルネサンス」に興味を引く言葉が掲載されていました。 京都府の広野中学校教頭である菊井雅志さんの言葉です。 「学校での毎日に埋没したくない。いろいろな人に触れ,視野を広げたい」という思いが,日々の支えになっている。 多忙を…
近年の傾向として,教育書や教育雑誌の発行部数が減少しています。つまり,教師が本を読まなくなっているということです。その理由を考えてみると,➀忙しい➁お金がかかる③ネットの情報を参考にしている④向上心がない⑤面倒くさいなどでしょうか。その結果,こ…
朝から耳鼻科に行きました。近くにある病院で,しかも初めて行く病院でした。のんびり歩いていくと,診察開始の30分前に到着しました。すでに10名近くの人が待合室にいましたが,そのほとんどが高齢者でした。(たぶん)中でも大変だと思ったのは,受付です…
第72大横綱の稀勢の里(現,二所ノ関親方」の言葉です。 「勝っても負けても一喜一憂しない。『腹八分の精神状態』を心掛ける」 授業も同じです。 100点の授業ではなく,70点ぐらいの授業ができればいいのです。 教師の仕事も同じです。 常に全力で対応する…
教員不足に歯止めがかからない現状を打破するために,いろいろな施策をしている自治体が出てきています。中には,教員免許を持たなくても社会人教員として採用するというものも始まるそうです。教員不足がここまで深刻になった原因は,教員の待遇改善をして…
4月から親戚の子が中学生になりました。いよいよ授業が始まるので,準備をしています。昨日,英語の教師から英語用のノートを2冊用意するようにと言われたそうです。1冊はすでに購入していました。ということであと1冊を昨夕,母親と一緒に買いに行きました…
学校を離れて思うことは,子供は学校だけで育っていくのではないということです。当たり前ですが,家庭があり,親戚があり,地域があり,多くの人の中で育っていくのです。ですから,学校だけが頑張ってもうまくいくとは限りません。しかし,学校だけが頑張…
鈴木健二先生の新刊「学級づくりは教育哲学で決まる」(日本標準)を読みました。 現在の教育界は,「不易流行」で言えば,あまりにも「流行」に偏っています。現場教師は,トップダウンの「流行」に振り回されているように見えます。しかし,大切なことは「…
新聞の連載がきっかけとなって,養老孟司さんの「バカの壁」(新潮新書 2003年)を読みました。この中で印象に残った部分をメモしました。例えば, 「仕事が専門化していくということは,入力が限定化されていくということ。限定化するということはコンピュ…
読売新聞に連載されている,養老孟司さんの「なるようになる。」はとても興味深い話が多いです。3月6日の話です。 「体を動かし,理屈通りにならない自然に接し,入力する感覚を広げることが大切です。小さなお子さんに保育ビデオを見せるぐらいなら,外で思…
昨日の備品整理で3階からゴミ倉庫まで20往復した結果,足の筋肉痛がひどくてゆっくりと歩かなければならないほどです。床にあるものを拾うことも時間がかかります。筋肉痛がすぐに表れるぐらいに若いのでしょうか。 閑話休題。 ウォルト・ディズニーがアメリ…
今日も朝から部活指導で出勤しました。異動の時期になるとシュレッダーが大活躍します。気が付けばすぐに一杯になっています。粉砕したゴミが歯に挟まっていて切れ味が悪くなっていましたので,ふたを開けてきれいにし,スプレーオイルをつけました。これで…
昨晩から明け方まで大雨が降りましたが,家を出るぐらいになると小降りになっていました。 部活動をしていると,卒業生のTくんがやってきました。「3年間お世話になりました」という言葉をわざわざ言いに来てくれたのです。そしてプレゼントもいただきました…
ようやく「野口芳宏 国語学力形成史」(柳谷直明 溪水社)を読み終わりました。教師人生で迷った時や悩んだ時は,必ず野口先生の本を読みます。今回は,この本を読んだ後に,2冊だけ持っている「国語人」も開いてみました。教師とは何か,授業とは何か,教育…
3月3日の読売新聞に「落語家の姿と形」という記事に目が留まりました。50年近く演芸写真を撮り続けてきた写真家の横井洋司さんと演芸評論家の保田武宏さんの対談です。その中でメモした部分がこれです。 〇横井 落語がうまい人はオーラがある。どう撮っても…