半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

教師哲学

5456 3つの「きく」

「世界一トヨタの人づくり50の知恵」(若松義人 大和書房)に,3つの「きく」が紹介されていました。➀「聞く」…報告などに受動的に耳を傾ける➁「聴く」…自分の意思で積極的に傾聴する③「訊く」…質問して隠れた本音を引き出す 教師力向上のために,この3つ…

5423 教育の不易流行と教育哲学

鈴木健二先生の新刊「学級づくりは教育哲学で決まる」(日本標準)を読みました。 現在の教育界は,「不易流行」で言えば,あまりにも「流行」に偏っています。現場教師は,トップダウンの「流行」に振り回されているように見えます。しかし,大切なことは「…

5395 頭でっかちの教師

読売新聞に連載されている,養老孟司さんの「なるようになる。」はとても興味深い話が多いです。3月6日の話です。 「体を動かし,理屈通りにならない自然に接し,入力する感覚を広げることが大切です。小さなお子さんに保育ビデオを見せるぐらいなら,外で思…

5047 伝達者ではなく影響者となれ

昨晩から明け方まで大雨が降りましたが,家を出るぐらいになると小降りになっていました。 部活動をしていると,卒業生のTくんがやってきました。「3年間お世話になりました」という言葉をわざわざ言いに来てくれたのです。そしてプレゼントもいただきました…

5027 教師哲学こそが重要

ようやく「野口芳宏 国語学力形成史」(柳谷直明 溪水社)を読み終わりました。教師人生で迷った時や悩んだ時は,必ず野口先生の本を読みます。今回は,この本を読んだ後に,2冊だけ持っている「国語人」も開いてみました。教師とは何か,授業とは何か,教育…