半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

5773 定期的な断捨離

時間ができたので,昨日から書斎の本を整理しています。 年に1回程度,増えた本をネット古本屋に送っています。 2年前に大量に整理しましたので,この頃は,段ボール1箱程度の本を売っています。 値段がつかない本は寄贈しています。 今回は,小説や漫画,新…

5772 素敵なプレゼント

先週の金曜日に最後の授業を行った2年3組と4組から素敵なプレゼントをもらいました。 生徒ひとり一人のメッセージが綴じられています。 このメッセージの中で一番多かった言葉が「楽しかった」です。 ここから考えると,生徒たちは「楽しい」授業を求めてい…

5771 珊瑚婚式

3月21日が結婚記念日です。 何と驚いたことに,35周年を迎えます。 調べてみると,35年は「珊瑚婚式」というそうです。 さらに調べてみると,面白いものが見つかりました。 8年…ゴム婚式 9年…陶器婚式 10年…アルミ婚式 20年…磁器婚式 というそうです。 さて…

5770 道徳授業報告(4)

2年4組で行った最後の道徳授業の感想です。 2名の若手先生が参観しました。 ○東日本大震災について別の視点で考えられたのでよかった。 ○人が生れるということは簡単なことではなく,一人ひとりが命を大切にしないといけないと思った。 ○辛さや苦しさ,悲し…

5769 朝から耳鼻科へ

10か月間の非常勤勤務が終了した安堵からか,花粉症の症状ががひどくなりました。 ここまで,市販薬で何とか凌いできましたが,あきらめて病院に行くことにしました。 やはり,元気に生活するためには,適度な緊張感と充実感が必要なのかもしれません。 とい…

5768 道徳授業報告(3)

勤務最終日の今日は,2時間の道徳授業をしました。 2年3組の生徒の感想です。 ○失われたものだけじゃないという考え方にありつけば,希望が訪れるというそんな考え方はいいなと思いました。 ○生まれてきた赤ちゃんと産んだお母さんの気持ちが震災で暗くなっ…

5767 感謝しかない

月曜日に授業が終わった2年1組と2組の生徒たちからメッセージをもらいました。 授業だけしかも午前中だけの関わりしかありませんでしたが,こんな素敵なプレゼントがもらえるとは望外の喜びでした。 メッセージも心温まるものばかりでしたが,その表紙と裏表…

5766 失敗させないことが失敗

2月14日に「トライアンドエラー」という記事を書きました。 失敗することの大切さについて,作家の沢木耕太郎さんが「旅のつばくろ」(新潮文庫)でこんなことを書いていました。 〈引用はじまり〉 私がもったいないと思うのは,失敗が許される機会に,失敗…

5765 道徳授業報告(2)

昨日に続き,2年2組の生徒の感想を紹介します。 ○東日本大震災で生きる希望がなくなった人がいたり,大切な人が失われたりしたけれど,小さな生命が1つあることでわずかながら希望が生れた。自分は希望を与えることができるような人になりたいです。 ○生き…

5764 道徳授業報告(1)

今日は,2年1組と2組の授業が最後でした。 最後ですから,社会科ではなく道徳授業「ハッピーバースデー3.11」をしました。 公開することを校内掲示板で知らせていたので,1組は担任,2組は校長先生が参観しました。 2年1組の感想を少しばかり紹介します。 ○…

5763 DAISOでこんなモノ買いました。

散歩しながら写真撮影をするのが日課となっています。 スマホを買ってから始めた趣味?ですが,割と楽しいです。 撮影の技をネットでいろいろと調べていると,スマホに取り付けるレンズがあることを知りました。 しかもDAISOで100円であることを知り,さっそ…

5762 道徳授業は進化する

来週,2年生の4学級で実施する道徳授業を「ハッピーバースデー3.11」に決めました。 2年生の先生たちからの要望でもありました。 そこで,久しぶりにスライド資料を確認したところ,ちょっと気になった部分がありましたので修正しました。 「この言葉に賛成…

5761 社会科授業終了

本日で,2年生4学級すべての社会科授業が終わりました。 5月下旬からの勤務でしたが,何とかカリキュラムを終えることができました。 最初の授業で生徒たちにこんな話をしました。 次のAからⅮのうち,どんな授業をしてほしいですか。1つに手を挙げてくださ…

5760 かわる

今日は,休みです。 朝からコーヒーを飲みながらのんびりしています。 書斎で本を探していたら,河野進さんの詩集「ぞうきん」に手が伸びました。 河野(こうの)さんは,岡山市の玉島で牧師をされていた方です。 この詩集を読むたびに心が澄んでいきます。 …

5759 最後の道徳授業

来週で勤務が終わります。 社会科授業はすべての学級で終わりましたから,あとは何をしようかと考えていたところ,学年主任のT先生から学年道徳をしてほしいと言われていました。 (これは先日書いたことです) しかし,体育館の使用ができないということで…

5758 音が聞こえる

漫画「BLUE GIANT EXPLORER(9)」(石塚真一 ビックコミックス)を読み終わりました。 心が震えました。 泣けました。 マンガを読んで涙が出たのはいつ以来でしょうか。 ボストンでの雪祈との再会。 読み終わってすぐに,「BLUE GIANT(10)」を読み直しま…

5757 2冊同時!

楽しみにしていたマンガ「BLUE GIANT」の新刊が届きました。 しかも2冊です。 帯には「雪祈と大が再会ッ!」とあります。 楽しみが倍増しました。今から読みます。

5756 大切な大切なひな人形

〈大切なひな人形〉 福岡県久留米市のお話です。お母さんと女の子2人の3人の家族が住んでいました。ここのうちにはお父さんがいません。 随分昔,まだ上の女の子が小さいころに亡くなったのです。 そのお父さんは誰に対してもやさしく,人の良い性格と近所…

5755 おこらいえ

今日の読売新聞「編集手帳」に県立輪島高校の校長先生のブログが紹介されてました。 さっそく,ホームページを見てみました。 被災した生徒への温かいメッセージが毎日書かれていました。 2月27日に書かれた「卒業おめでとう」というメッセージが心に響きま…

5754 弥生三月別れの季節

いよいよ3月になりました。 3月は卒業式や修了式そして離任式がありますので,1年で最も寂しい月だと言えます。 ということで,私の勤務も残ところ2週間となりました。 うれしいことに,4月からも私の社会科授業を受けたいと言ってくれる生徒がいます。 10か…

5753 世界を切り取る力

北海道の堀裕嗣先生が道徳の授業の自主開発教材についてnoteに書かれていました。 なかなかうまい表現をされていたので紹介します。 それは, 「世界を的確に切り取る力」という表現です。 今までに,道徳授業の自主開発教材している多くの先生から学んでき…

5752 あるリクエスト

今日,2年学年主任から 「2年生の女子数名が先生の道徳授業を受けたいと言っています。できれば,どこかでが道徳授業をしてもらえませんか」 と言われました。 そこで, 「私の勤務が3月15日までですから,それまでに体育館が使える日があればいつでもします…

5751 ダンケルク

先日,クリストファー・ノーラン監督の映画「ダンケルク」を観ました。 第二次世界大戦中,フランス北端のダンケルクに追い詰められた英仏40万兵士を救出するという実話に基づいています。 セリフが極端に少ないことで臨場感が増し,淡々と描いたことでドキ…

5750 のこるもの

岡山県の牧師である河野進さんの詩集「ぞうきん」(幻冬舎)の中から, 1つの詩を紹介します。 「残る」 あたえて あたえて あたえあたえるものが なくなってももっと とうとい 感謝はゆたかにのこる 折りに触れて,この詩を読んでいます。 生徒たちへ何を…

5749 変化する感性を楽しむ

毎朝,新聞のすべてのページに目を通しています。政治面,経済面,社会面,家庭欄,読者投稿欄など小さな記事も一応見ています。 そうすると,毎回必ず目が留まる記事が1つはあります。 その内容をノートに書きだしています。 さて,今日の読売新聞の「茶の…

5748 野口先生の魅力

昨晩,10年以上会っていないA先生からメッセージが届きました。 内容は,久留米で開催された野口芳宏先生の「鍛える国語教室」に参加したというものでした。 A先生とは2つの学校で一緒に働いたことがあり,野口先生のセミナーに一緒に参加したこともありま…

5747 岸辺露伴ルーヴルへ行く

ずっと気になっていた映画「岸辺露伴ルーヴルへ行く」をようやく観ました。 テレビシリーズはすべて観ていますので,映画もとても楽しみにしていました。 岸辺露伴シリーズは,今までのホラーものとは違う世界観に心が震えます。 幽霊でも妖怪でもゾンビもの…

5746 セクシー田中さん

50代前半,A中学校で学年主任をしていた頃の話です。 毎週,学年通心を発行していました。 出来上がった学年通心は,教頭から校長へと流れていきチェックされます。 戻ってきた通心を見ると,いくつかの赤が入っています。 誤字脱字ならばいいのですが,文章…

5745 林子平と小笠原諸島

2年生の社会科では,「国境と領土の確定」という単元を教えています。 この中で小笠原諸島が日本の領土となった理由をいつも参考にしているマンガ「風雲児たち」(みなもと太郎 リイド社)を使って説明しました。 ペリーが来航した時に,小笠原諸島が日本の…

5744 効率と幸福

読売新聞の「余白のチカラ」という特集を毎回,興味深く読んでいます。 2月11日の第1回では,岩手県で古民家民宿「苫屋」を経営する坂本久美子さんが紹介されていました。 この「苫屋」の特徴は,宿泊予約は手紙かはがきで行うしかないということです。 電話…