半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

5755 おこらいえ

今日の読売新聞「編集手帳」に県立輪島高校の校長先生のブログが紹介されてました。

さっそく,ホームページを見てみました。

被災した生徒への温かいメッセージが毎日書かれていました。

2月27日に書かれた「卒業おめでとう」というメッセージが心に響きました。

笑いを交えながら,中島みゆきさんの「時代」の歌詞を引用したメッセージでした。

今まで自分が聞いてきた卒業式の学校長式辞は,ひとつも心に残っていません。

スポーツ選手や偉人の話や名言など借り物の言葉だったからです。

輪島高校の校長先生は,飾りがない借り物でない言葉で書かれていたと思います。

だからこそ,心に響いたのでしょう。

最後は,こんな言葉で締めくくられていました。

 

〈引用始まり〉

輪島に残るみんな 一緒に 新しい街作ろう

一旦輪島を離れるみんな きっと いつか 帰っておいで

みんなが驚く街 作って待っとるし

 

令和6年1月1日 

そのちょうど2ヶ月後 みんなは 輪島高校を巣立っていきます

〈引用終わり〉

教師は,伝達者でなはく影響者とならなくてはいけないのです。

地震直後の1月3日に書かれた「学びを止めてはいけない」も心が震えた記事でした。

https://cms1.ishikawa-c.ed.jp/wazifh/%E8%BC%AA%E5%B3%B6%E9%AB%98%E6%A0%A1%E3%83%A1%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC/page_20211214053904/page_20220412045635