半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

5753 世界を切り取る力

北海道の堀裕嗣先生が道徳の授業の自主開発教材についてnoteに書かれていました。

なかなかうまい表現をされていたので紹介します。

それは,

「世界を的確に切り取る力」という表現です。

今までに,道徳授業の自主開発教材している多くの先生から学んできました。

その中でも,さすがと思う先生には,「世界を的確に切り取る力」があります。

その力が不足している先生の道徳授業は,情報を詰め込み過ぎていてるように感じます。

ねらいに近づけたいという気持ちが強いため,そんなことになるのかもしれません。

その結果,発問や指示が多くなってしまうのです。

また,生徒の活動(考える,書く,発表する,聴く)の時間が短くなるのです。

堀先生も書いていますが,

「世界を的確に切り取る力」がある先生は,少ない発問で,生徒の思考を刺激して広く,深く考えさせるのです。

「世界を的確に切り取る」ためには,教師の「観」が重要となるのです。

「観」とは,見方や考え方のことです。

「観」がしっかりとしているからこそ,ブレずに的確に切り取ることができると思います。

つまり,教師の「観」に基づいた道徳授業はシンプルなものになるのです。

https://note.com/hirotsugu1966/n/n6dd02a1b89b1