先日送られてきたJAF MATE(2023年4月)に作家の小川糸さんが,幸福について書いていました。
小川さんは,昨年から標高1600mの山小屋で愛犬と一緒に暮らしています。そんな小川さんの幸福論です。
「太陽が東の空から顔を出す少し前に起き出して,鉄瓶でお湯を沸かす。外はまだ薄暗い。急須に茶葉を入れ,熱湯を注いでしばし待つ。そして,朝日がのぼるのを見ながら,お茶を飲む。こんな時,私は自分がものすごく幸せだと感じる。」
学校現場で働く先生たちは忙しすぎる毎日だと思いますが,この連休中ぐらいは,幸福を感じる時間を過ごしてほしいと思います。
この幸福論は,次の文で締めくくられていました。
「日々は,淡々と同じように過ぎていくけれど,少しずつ色や形を変えながら,私に宝物を与えてくれる。人生は宝物を探す旅。これからも穏やかに続いていく。」
私も幸福を探す穏やかな旅を続けていきたいと思いました。
「生えて伸びて咲いてゐる幸福」(山頭火)