半径3mの教育論

〈教育雑感編〉

3852 研究発表花盛り

秋は,研究発表や研究大会のシーズンです。

校内の回覧では,毎日のように案内がまわってきます。

その要項の研究テーマを見るとあまり変わらないと感じます。

例えば,

「主体的な学びに向かう生徒の育成」

「自ら学び,仲間と共に深め合う授業づくり」

「生徒が生き生きと確かに学ぶ国語科授業の創造」

といった具合です。

共通点は,わかるようでわからないテーマだということです。

まあ,テーマですから大風呂敷を広げたくなる気持ちはわかりますが,学習指導要領の受け売りという感じは否めません。

主体的に学ぶ生徒とは具体的にどんな生徒なのでしょうか。自分からどんどん教科書の先をやってしまう生徒なのでしょうか。

中学生の数学の問題を高校のやり方で解いてしまう生徒なのでしょうか。

確かに学ぶとは,どんな学びかたなのでしょうか。

確かに学んでいない生徒とはどんな生徒なのでしょうか。

うーーん。

考えれば考えるほどわからなくなります。

今度,研究発表に参加した時に質問してみたいと思います。

「主体的に学ぶ生徒とはどんな生徒ですか。具体像を教えてください」と