半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

5576 つりがね

今日の2年生の社会科で,人口ピラミッドを教えました。

①富士山型

②つりがね型

③つぼ型

この3つのパターンを図示して説明をしていく時に,一人の女子生徒が

「つりがねって何?」と声をあげました。

すると隣の男子も「何?」と声をあげました。

「つりがね」を知らない生徒の数を挙手で確認すると,3分の1ぐらいいました。

すぐに黒板に絵を描いて,お寺にあって大晦日,除夜鐘でつくものだと説明しました。

すると「ああ,それか」という声があがりました。

「つりがね」ですら,この状態ですから,他の言葉も推して知るべしです。

教師は,生徒が当然知っているものとして説明していますが,想像以上に知らない言葉が多いということを認識しておく必要があります。

基本的に授業で使う言葉は,3学年下の子どもでもわかるようにしてきました。

中1であれば,小4

中2であれば,小5

中3であれば,小6

といった具合です。

これからは,4学年下でもわかるようにレベルを下げることになるのでしょうか。