半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3864 意味が分からない授業参観

今日の6校時に,60名近い中高教頭が授業参観に来ました。

全クラスの授業を巡視するといった形式でした。

私は1年4組の社会科を公開しましたが,3名ほどの教頭が50分間参観し,あとはのべ人数で20名ほどの教頭が入れ替わり参観しました。ただし,教室内に入らずに廊下から眺めているだけでした。知り合いの教頭も数名しましたが,メモをとることもなく,中には腕組みをして参観する教頭もいました。

 

さて,この教頭による授業参観の目的が何かよくわかりません。

①授業改善を目的にするのであれば,参観した教頭は授業後に何らかのアクションを起こすはずです。

感想や意見や質問などをすることで授業改善のヒントがお互い,もらえるからです。

②生徒の様子を参観するのであれば,授業中に教室内に入り生徒の様子を間近に観察するはずです。

発問に対してどんなことを書いているか,全員が指示どおりに動いているか,ノートはどんな感じかなどを見るはずです。

目的が①であれ②であれ,ただ廊下から参観するだけではわからないはずです。

授業後,私に声をかけた教頭は一人もいませんでした。

研修会が終わるとそそくさと変える姿を瞥見したぐらいです。

さて,この授業参観は何のためにあったのでしょうか。

意味がわかりません。