半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2356  学習指導要領 解説を読む②

p81 発問の工夫

教師による発問は,生徒が自分との関わりで道徳的価値を理解したり,自己を見つめたり,物事を多面的・多角的に考えたりするための思考や話合いを深める重要な鍵になる。発問によって生徒の問題意識や疑問などが生み出され,多様な感じ方や考え方が引き出される。そのためにも,生徒の思考を予想し,それに沿った発問や,考える必然性,切実感のある発問,自由な思考を促す発問,物事を多面的・多角的に考えたりする発問などを心掛けることが大切である。
発問を構成する場合には,授業のねらいに深く関わる中心的な発問をまず考え,次にそれを生かすためにその前後の発問を考え,全体を一体的に捉えるようにするという手順が有効な場合が多い。


道徳授業づくりで一番苦労するのは,発問です。
生徒が深く考えるか,適当に考えるか,それは発問次第です。
それにもかかわらず,従来の道徳授業では,ほとんどが気持ちを問う発問でした。
「その時,主人公はどんな気持ちだったでしょうか」などです。
また,こんな発問も多かったようです。
「あなたが主人公だったら,どうしますか?」などです。
このような発問のねらいは何でしょうか。




今日は,体調が良くないので思考力が高まりません。続きは明日と言うことで。