年に4回送られてくるベネッセの「ビュー21」の連載記事に,「創造的働き方改革のすすめ」があります。
この中で,文科省の学校業務改善アドバイザーがこのようなことを書かれていました。
①授業準備を生産的に行えるよう指導案や教材を共有
②学校教育目標に照らし合わせて考えれば学校行事は精選できる
③チームワークのよさが業務を効率化させ,生産性を高める
この3つの改善策についての私の考えを紹介していきます。
①毎時間指導案を書いている教師はほとんどいません。せいぜい研究授業をする時に書くぐらいだと思います。また,正式な指導案ではなく略案でも大丈夫な学校も増えてきています。
教材の共有は,教科ではなかなか難しいでしょう。ほとんどが1学年1名の教科担当で授業をしているからです。2名以上で担当している場合は共有可能でしょう。
また,道徳授業では共有化している場合も多いようです。(実際に私が創った道徳授業を他教師へ提供することも多いです)
以上のことから,①は,長時間労働の改善策としては,あまり有効であるとは言えません。