道徳授業の準備で頭を悩ませている教師が多いと思います。
当日の空き時間などを使って,バタバタと教材を印刷している教師も少なくありません。
多忙な日々ですから,こうなってしまうのも仕方がありません。
さて,明日の道徳授業は何をしようかと考える時に,うちの学校では「とっておきの道徳授業」(日本標準)を開いて見ている教師が多いようです。
面白そうな授業があれば,それをやってみようということです。
しかし,「とっておきの道徳授業」は,道徳授業を創った教師が自分の学級で実践した記録ということを忘れないで欲しいのです。
ですから,そのまま授業をやっても必ずしもうまくいくとは限らないのです。
そこで,注意して欲しいことを書きます。
①授業を創った先生の意図を考える。
②授業のねらいをしっかりと読む。
③生徒の実態に合わせて授業形態や発問を変えることも考える。
つまり,自分の「授業観」「題材観」「指導観」を大切にしてほしいということです。
自分の「観」とちょっと違うと思った部分は,変更して実践してください。
くれぐれもそっくりそのまま使うことがないように著者の一人として言いたいと思います。