半径3mの教育論

〈教育雑感編〉

2348 「道徳に係わる教育課程の改善について」(答申)

先日,中央教育審議会から出された「道徳に係わる教育課程の改善について(答申)」を読みました。新聞報道などでもありましたが,2018年には,道徳は特別教科になります。
その方向性について書かれたものです。
読みながら,気になった部分をメモしました。

・道徳的価値について考え続ける姿勢が大切
・各教科に比べて軽視されがち
・状況を深く見つめ
・中学校での課題が大きい
・教員がより明確な意識をもって
・キーワードを明示する
・読み物の登場人物の心情理解のみに偏った形式的な指導
・分かりきったことを言わせたり書かせたりする授業になっている
・中学校では,人としての生き方や在り方について多角的に考えさせる
・指導計画の中に家庭地域の連携を示す
・教員一人一人が道徳教育に対する高い意識
・(全ての教員が)少なくとも年に1回は担当して授業を公開する
・情報を家庭や地域と共有
・充実した教材
・多様な教材を併せて活用することが重要
・指導要録に道徳についての固有の記録欄がないことが,道徳教育を軽視する一因となった
・記録欄には文章で記入
・教員の指導力向上
・道徳教育の扱いを抜本的に充実する必要
・優れた道徳の授業の多様な指導法に関する資料を作成するなど教員を支援するための方策
・退職教員の活用
・大学における道徳教育に係わる教育研究組織の改善・充実に向けた積的な取り組み
・高等学校における人としての在り方や生き方に関する中核的な指導の場は,十分に担保 
 されていない。

これで方向性が少しは見えてきましたか。