働き方改革の一環で,昨年ぐらいからノー部活デーを設定するようにと県教委からの指示があったと思います。
この流れで現在の勤務校では木曜日がノー部活デー,ノー残業デーとなっています。
退勤時刻が16:45ですから,この時刻には退庁できます。
ですから,木曜日はできるだけ定時に退庁するようにしてきました。
早く帰って何をするのかという疑問をもつ先生も多いようですが,いろいろとやることはあります。
①自宅の整備(庭の手入れ,片付け,家人ではきない大物のゴミ処理,草むしりなど)
②普段はゆっくりできない書店での本探し
③自宅で読書
④家人との雑談
⑤ビデオの視聴
⑥料理
⑦買い物
などなどです。
つまり,学校とは関係ないようなことをやることで,リフレッシュできるのです。
このリフレッシュが大切です。
24時間,1年中生徒のこと授業のことを常に考えている教師は,熱心な教師と思われそうですが,実は違います。
適度にリフレッシュする教師のほうが,意欲が高まるのです。
一見教育とは関係ないようなことをやることが,教師の修養となるのです。
亡くなった世界的な免疫学者の多田富雄さんは,科学者ですが,能について学ばれていました。
科学者は,文学を読まなければならないという話もされています。(この部分はちょっと記憶が曖昧です)
教育と関係がないことが積み重なって教師に必要な資質が身についていくのだと信じています。
働き方改革の一歩は,教師の体に染みついた「学校に長く残る教師は熱心な教師である」という古い考えを払拭することだと思います。