半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3384 経過報告③

平熱に戻っています。
食欲は依然と同じぐらいあります。
昼間にシャワーを浴びて,スッキリしました。
しかし,自室で寝たり起きたりしているだけですから筋力が落ちていることが分かります。
早く動きだして,体を慣らす必要があります。
医者からは3日までは安静にしておくようにと言われていますから無理はできないと感じています。
今日は,寝ながら国会中継を聞いていました。
教師の働き方改革はどうなるのかと考えながら聞いていました。



文科省の運動部活動ガイドラインの骨子は,以下のようになっています。

・休養日は週2日以上で、平日は1日以上、土日で1日以上

・夏休みなど長期休業中は部活動も長期の休養日を設ける

・1日の活動時間は平日2時間、休日3時間程度

・科学的トレーニングを導入し、短期間で効果が得られる活動にする

・スポーツクラブなどと連携し、地域のスポーツ環境整備を進める

・大会の統廃合を進め、学校が参加する大会数の上限を定める


これをうけて,本校では月行事の中に「ノー部活デー」という言葉が入りました。
とりあえず月曜日に入っていますが,どの曜日に休むかは各部活動に任せられるそうです。

しかし,これでは結局何の解決にもなりません。
各部活動顧問に任せられると,休みが多い部活動に対する批判が多くなるからです。
つまり,「どうしてうちの部活動だけ休みが多いのか」
「うちの部だけ,教師が土日に練習についてくれないのは何故か」などです。
こういった批判を顧問である教師に行かないような,システムを構築しなければ,全く改善しないのです。

とりあえずは,
①部活動顧問をするかしないかを教師の判断に任せる。(校長によるお願いという半分強制は止める)
②土日祝祭日の部活動は,基本的に教師は休みとして保護者や地域に任せるシステムを作っていく。(まずは,4月のPTA総会などで校長が例えば日曜日は教師は部活につきませんと公言する)
③新たにコーチを探すだけはなく,退職者から再任用教師をコーチにする。(学校現場を良く知っているので,生徒指導上や教師との関係づくりも上手くいきやすい)

校長には,言葉だけ「ノー部活デー」と設定するといったトップダウンの方法をとるのではなく,教師が置かれている辛い状況を優しい姿勢で受け取り改善していくことが求められていると思います。

つまり,文科省ガイドラインが出たからやるのではなく,部下である教師たちをいかに大切にするのか,いかにやる気を出させるのか,いかに本業である授業力向上を目指させるのかを考えた上で,英断を下すことが求められているのです。