半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

4353 生徒の実際で授業評価をする

先日の市教委計画訪問で管理職からの伝達指導がありました。こんな内容です。
①授業の「ねらい」と「まとめ」をしっかりと板書すること。
②ICTを活用すること。
こういったことではなく,生徒の実際で授業を評価して欲しいと考えています。
例えば,山中の社会科授業では,
発問Aに対して,〇〇くんと〇〇さんは,考えを書けなかった。指示Bに対して,作業内容をつかんでいない生徒が3名いた。
説明Cに対して,〇〇さんは,理解できずに下ばかり見ていた。
50分間,全員が顔をあげてしっかりと聞き,指示にもすぐに反応していた。
など生徒の実際を具体的に言って欲しいのです。
授業には様々なスタイルや方法があります。それらの方法で,全員が参加し一人一人がしっかりと考え,発言し,作業しているのであれば,①や②にこだわる必要はないと思います。
逆に,①と②をやっていても,全員参加していない授業やおしゃべりばかりして,自分で考えずに仲間に頼ってる班学習などをやっている教師もいます。
こういった生徒の実際を見て授業評価しないで,①と②ばかりを強調することに疑問を持っています。