半径3mの教育論

〈教育雑感編〉

3540 読破54冊目「星降り山荘の殺人」

●「星降り山荘の殺人」(倉知淳 講談社文庫)★★★
今日は,朝から部活の公式戦でした。
猛暑による熱中症対策として,窓を開放しての試合となりました。
もし,窓を閉めてカーテンを閉めて試合を行っていたら,具合が悪くなる人が続出したと思います。
さすがに昼食は車に逃げ込んでエアコンの中で食べました。

多くの熱中患者や死者も出ているにも関わらず,部活動はいつものとおり実施されています。
死者を出した場合,誰が責任をとるのでしょうか。
裁判になった時には,部活動顧問の責任は問われないのでしょうか。
このようなグレーな部分を残したまま,部活動は続けられるのです。


さて,この本はタイトルからも分かるとおり推理小説です。
ユニークなところは,章のはじめに読む上での注意事項が書いてあります。
フェアな推理小説を目指そうとした作者の意図はよく分かりますが,それが書いてあることで,驚きは半減したと思います。
また,登場人物が意外と少ないため,ある程度犯人が絞られてしまいます。
ミステリーの夏はまだまだ続きます。

星降り山荘の殺人 (講談社文庫)

星降り山荘の殺人 (講談社文庫)