半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3539 赤坂真二先生の講座

今日は,朝から高校のオープンスクールの引率でした。集合時刻よりも早く全員集まったのでバタバタとすることもなくよかったです。
今年3月にA中を卒業した生徒たちが駆け寄ってきてあいさつをしてくれました。
3年間持ち上がった生徒たちですから,懐かしさもひとしおでした。
顔つきがすっかり高校生になっていていて,ちょっぴり驚きました。
月日の経過を実感しました。
そして,午後は教育センターに行き,赤坂真二先生の講座に参加しました。
講座名は「勇気づけの学級づくり」でした。
とにかくあっという間の2時間でマシンガントークが炸裂していました。
いろいろなことを学びましたが,そのメモからいくつかを紹介します。

①若手教師は名人芸を盗む余裕もない。
②学級経営とは学習環境の最適化
③2027年に,(人口減少のため)輸血する血液が不足する
④いつもいる教師,身体のケアができる教師,感情のケアができる教師
⑤大人ポジションにいるか
⑥「どうやるか」ではなく「どういるか」
⑦(生徒と)一緒にいる達人
⑧教師の人柄(明朗さ,親しみやすさ,感情的成熟,誠実さ,精神的な健康)
⑨「しゃべっているけど,聞いてない」
⑩「叱っているけど,ほめてない」
⑪「ほめているけれど,的外れ」
⑫子供の情報を集める(子供ひとり一人の話題を持っている)
⑬協同的問題解決力
⑭「授業法の転換」ではなく,「学習者像の転換」
⑮ルールとリレーション

理論だけでなく,多くの具体例を提示しながらしかも常に笑いを起こしながらの2時間でした。
猛暑の中でしたが,参加してよかったです。