野口芳宏先生や深澤久先生の授業や授業記録を見ると教師自身が授業を楽しんでいることがわかります。
その楽しみとは、生徒とのやりとりやかけひきです。
授業では子どもの考えを
受け入れる
批判する
肯定する
否定する
拡散する
集約する
挑発する
などを行っています。
これらを繰り返しばがら、授業のねらいに近づけているのです。
まさに職人技です。
さすが名人です。
このようなやりとりやかけひきをするためには、教師は膨大な知識や指導技術を持っていないとできません。
何よりも、明確な教育哲学がないとできないのです。
野口先生と深澤先生の授業の共通点は、授業中の規律がしっかりとできていて、適度な緊張感と笑いがあることです。そして、温かみがあるのです。
タブレットなどのICT機器を活用するはやりの授業では、このような楽しみは味わうことは難しいと思います。
若い先生たちには、このような楽しみを是非、味わってほしいものです。