●「強力伝・孤島」(新田次郎 新潮文庫)★★★
以前もこのブログで書きましたが,漂流ものが大好きでいろいろな本を探しながら読んできました。
この本のタイトルにもなっている「孤島」は鳥島で気象観測を続ける男たちの苦悩と不安定さをリアルに描いています。
通信機器はあるのですが,家族への連絡など私的な使用は一切禁止されています。
まさに一度島に渡ったら音信不通なのです。
絶海の孤島という閉鎖された場所で半年間も本土に帰れないのです。
私も離島勤務で4年間島で生活していましたが,最終のフェリーが島を出る時の汽笛が無性に寂しく聞こえていたことを思いだしました。
鳥島での生活はそれの100倍以上も寂寥感と閉塞感があったにちがいありません。
この本を読んで,いつでも好きな時間に好きな場所へ移動できる喜びを噛みしめました。
夏休み中に読破した冊数は,9冊です。
このペースでは100冊読破が難しい感じです。残りの夏休み中にあと1冊は読破したいです。
- 作者: 新田次郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1965/07/30
- メディア: 文庫
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