半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2527 卒業式練習

昨日から卒業式の練習を行っています。3年生は公立高校入試があっていますので,1・2年生だけの練習です。
うちの学校は,短期集中型で練習を行い,約5時間程度でつくりあげています。
ですから,生徒たちは集中して練習をすることができます。
今日は,昨日よりも歌声が納得のいくできになりました。
10年近く教務主任をしていましたので,卒業式の練習も10回ほど行ってきました。
その練習の一番最初に,必ず心構えの指導を行ってきました。
年によってはパソコンを使ったり,ホワイトボードに書いたりしました。
内容は,「卒業式は何のためにやるのか」を生徒に考えさせるというものです。
この指導を行うことで,生徒のモチベーションが高まり,練習の段階から引き締まったものになるのです。

今日は1時間の練習でしたが,生徒は集中して取り組みおおよそ完成に近づきました。
それは,教務主任が生徒のモチベーションを高めるような話や指導をしたからです。
私の指導とは違ったものですが,その教師にあったやり方でよかったと思います。
これからも若い教師が,どんどんと生徒の前に立ち指導をしていって経験値を増やしていってほしいと思うのです。
50代半ばの私が生徒の前に立ち,指導することは徐々に減らしていこうと思っています。
ですから,卒業式の練習で直接的な指導を避け,全体が見えるところにいます。
そろそろ,世代交代を考えているのです。