●「風雲児たち幕末編22」(みなもと太郎 リイド社)★★★
22巻は,大きく2つの話から成ります。
1つは,桜田門外ノ変の後始末と混乱。
2つは,勝海舟たちの渡米です。
今回は,勝海舟たちの渡米のエピソードが面白かったです。
例えば,38日間の航海のうち,晴天が7日しかなかったこと。
勝海舟たちは,どこにも寄港せずにサンフランシスコに到着しましたが,正式使節団はハワイに寄港しています。
その時に,ハワイのカメハメハ大王夫妻の歓待を受けています。その時,村垣淡路守が読んだ歌が面白い。
ご主人はたすき掛けなり
おくさんは大肌ぬぎて
珍客に会う
ご主人とは,カメハメハ4世で,珍客とは,遣米使節団の一行のことです。
22巻目ですが,まだまだ終わりが見えてきません。がんばってください。みなもと先生。
- 作者: みなもと太郎
- 出版社/メーカー: リイド社
- 発売日: 2013/05/30
- メディア: コミック
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