半径3mの教育論

〈教育雑感編〉

2192 56冊目「風雲児たち幕末編22」

●「風雲児たち幕末編22」(みなもと太郎 リイド社★★★
22巻は,大きく2つの話から成ります。
1つは,桜田門外ノ変の後始末と混乱。
2つは,勝海舟たちの渡米です。
今回は,勝海舟たちの渡米のエピソードが面白かったです。
例えば,38日間の航海のうち,晴天が7日しかなかったこと。
勝海舟たちは,どこにも寄港せずにサンフランシスコに到着しましたが,正式使節団はハワイに寄港しています。
その時に,ハワイのカメハメハ大王夫妻の歓待を受けています。その時,村垣淡路守が読んだ歌が面白い。

ご主人はたすき掛けなり
おくさんは大肌ぬぎて
珍客に会う

ご主人とは,カメハメハ4世で,珍客とは,遣米使節団の一行のことです。

22巻目ですが,まだまだ終わりが見えてきません。がんばってください。みなもと先生。