半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

5431 ただの教師

学校を離れて思うことは,子供は学校だけで育っていくのではないということです。当たり前ですが,家庭があり,親戚があり,地域があり,多くの人の中で育っていくのです。
ですから,学校だけが頑張ってもうまくいくとは限りません。
しかし,学校だけが頑張ってしまっているように見えます。
もっと,学校は力を抜いて,家庭や地域と協力しながら子供を育てていくことを考えたほうがいいと思います。
現場教師は,できないことはできないと言うべきです。
学校は,何でもそろっているコンビニではありません。
無理なこともあるのです。
プロ教師の会の諏訪哲二さんの著書に「ただの教師に何ができるか」(洋泉社)があります。これぐらいの気持ちで教師という仕事を見つめ直してもいいのかもしれません。