半径3mの教育論

〈教育雑感編〉

2163 サークル12月例会

今日の夜は,今年最後のサークルでした。
明日は雪の予報が出ていましたので,冷え込みが厳しい中,早めの夕食を済ませて出かけました。
参加者は3名でした。
A先生は,新作の道徳授業の紹介でした。テーマは「万引き」でした。
井上ひさしさんの言葉を中心にした構成で小学校低学年でもわかりやすいものになっていました。
少し変更すれば,中学生も実践可能なものでした。
あと1つぐらい,子供が深く考えるような発問をつくると授業の重みが増すような感じでした。
しかし,A先生のネタを探しには,いつも感心させられます。
B先生は,「Happy news」からのネタ提供でした。読むと心がほわっと温かくなるようなネタをたくさんもっておくと,集会での講話や道徳授業づくりでも便利です。
生徒たちに学校の「Happy News」を募集して,大賞を贈るという取り組みもおもしろそうです。
私は,学年通心を4枚持参しました。
最後に,童話を資料にして道徳授業をつくることについて,意見を交換しました。
1つの世界で縮こまっていると,自分の考えに凝り固まってしまう傾向が強くなります。これは,ベテラン教師になればなるほどこの傾向が強いように思います。
今までの自分の経験で教師をやってきたわけですから,仕方がありません。
ですから,自分の実践を批判されると素直に受け入れることができないのです。
自分のやり方を変えることができないと,生徒との齟齬が生まれます。
ベテランの学級担任が受け持っている学級が崩壊してしまうのは,こういった理由かもしれません。
ですから,こういったサークルが大切なのです。もちろん,自分たちのサークルだけが正しいとか進んでるとか思ってはいけません。異を受け入れることで初めて学びが深まるのだと思います。

今回は,インフルエンザや家の都合により不参加の先生がいました。
少ない人数でも,いろいろな意見がもらえるのでいいのですが,やはり大人数のほうが活気があっていいなと思います。
若手教師の勧誘が大きな課題です。あと9年で2人が退職しますからねえ。

ちょとお早めに終わったので,蔦屋によって本を物色してから帰宅しました。