半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

5801 学びのモチベーション

2年生の社会科授業も3時間目となりました。

私の新しい授業システムに戸惑う生徒もいましたが,ようやく軌道に乗ってきました。

私の授業システムの大きな柱は3つです。

①全員参加

②学びのモチベーションを持続させる

③個別即時評価(生徒のがんばりをその場ですぐにほめる)

この3つを実践することで,生徒は授業が楽しく感じるようになります。

生徒の学びの意欲も高まってきています。

今日の2年1組の自学ノート提出は17冊でした。(37名中)

最初に指示したことをすぐにやるという生徒が多いことが,うれしいです。

あとは,これをいかに持続させるかということです。

S中学校の2年生が,どこまで成長するか楽しみです。

 

5800 「ハイエース一人旅」 

毎回楽しみにしているyoutube動画が,インパルス板倉俊之さんの「ハイエース一人旅」です。

一時期,ソロキャンプが流行りましたが,板倉さんはそこまでガチガチではありません。

火を起こして料理を作ったり,バリバリのテントをはったりはしません。

車内で旅館の弁当を食べたり,買ってきたパンをトースターで焼いて食べたりします。

そして,車中泊をします。

失敗や愚痴が多いところが人間味を感じさせます。

この動画を見ていると,心が穏やかになります。

忙しい時こそ,この動画を見てほしいと思います。


www.youtube.com

5799 社会科授業(1回目)

S中学校での勤務が始まりました。

渋滞に巻き込まれないために,朝6時50分に自宅をでました。

7時15分に到着。

学校内を巡回(トイレの使い方や教室の配置,掲示物の実際などの確認)

MEETで全校生へ着任のあいさつ。

2年生2学級の社会科授業は,授業開きをしました。

前任校の最後の授業が3月15日でしたから,ちょうど1か月ぶりに授業をしたことになります。

さて,授業の主な内容です。

①2分前に着席して,静かに待っていたことをほめました。
②元気のよい挨拶をほめました。
③80分の1の話
〈内容〉
君たちとは,80年という長い人生の中のたった1年間の付き合いとなります。しかし,この1年間で君たちの記憶に残る授業をします。記憶に残る教師になります。もちろん,私の38年間の教師人生の記憶に残る楽しい1年間にします。
④社会科授業の心得
⑤社会科授業システムの説明
⑥社会科クイズ3問
⑦終わりのあいさつの時,全員がいすを入れていたことをほめました。

 

2学級とも説明を顔を上げて真剣に聴く態度が良く,中には,うなづきながら聴いている生徒もいました。

また,クイズでもいい反応をしていました。

1学級あたり105時間の授業をする予定です。

1年間の契約ですから,1時間1時間を生徒と一緒に楽しみたいと思います。

4時間だけでしたが,久しぶりの授業で疲れました。

しかし,授業での生徒とのやりとりは楽しいです。

 

 

 

5798 世界に1つだけの企業

今日の読売新聞「ニュースの門」は,レコード生産に関する記事でした。

現在,レコード人気が再燃していることは知っていました。

その原盤である「ラッカー盤」をつくっている企業は,世界に1社しかないことが知りませんでした。

この「ラッカー盤」をつくるためには,高度な技術と技術が要求されるそうです。

 

さて,その企業が,長野県にある「パブリックレコード」です。

この企業がなくなると世界中のレコードが生産できなくなるのです。

CDの登場によって,レコード生産が著しく減少し,企業の数も激減しました。

しかし,この「パブリックレコード」は,

「客がいる限り続けよう」という思いで,続けたそうです。

この思いに心打たれました。

もし,「パブリックレコード」が利益最優先でレコードの生産を止めていたら,現在のレコードブームはありません。

利益よりも客のことを考える「パブリックレコード」の企業理念が今につながっているのだと思います。

公式HPhttps://www.pbr.co.jp/

 

 

 

 

 

5797 ヒンナ!ヒンナ!

2月初旬からアニメ「ゴールデンカムイ」を見てきました。

しかし,現在のところアニメ版は第4期までで,最後まで見れません。

どうしても続きが知りたくて,ヤングジャンプのアプリで無料漫画を読んでいました。

(ただし,1日1話コツコツ読んでいました)

しかし,これも最終巻である31巻は,無料ではありませんでした。

(さすが,集英社さんです。商売上手)

ここでも,どうしても最後まで読みたくなり,結局,31巻だけコミックで読みました。

感想は,西部劇や「スターウォーズ」や「インディージョーンズ」などの冒険活劇の映画を観ているようでした。

ワクワク,ハラハラ,ドキドキが満載です。

登場人物が極めて癖が強く,陰をひきずって生きているのです。

この部分のストーリーがまた面白かったです。

何と言っても,アイヌの歴史や文化や習慣などをここまで描いた漫画はないと思います。

また,「共生」というのが大きなテーマですから,社会科の歴史,地理,公民の分野でも使える内容です。

 

アイヌの食事のシーン見逃せません。リス肉団子,動物の脳みそなどすべてがおいしく見えました。

「ヒンナ!,ヒンナ!」

 

 

 

5796 授業準備

今日の午前中は,月曜日から勤務が始まるS中学校へ行きました。

社会科の授業準備をするためです。

社会科授業の心得や学習プリントを印刷しました。

 

その後,職員室で教頭先生に教えてもらいながら,パソコンの設定などを行いました。

作業をしていると,ある女の先生から話しかけられました。

その内容は,市内のある中学校で私が行った飛び込み道徳授業「ぼくのおばあちゃん」を参観した時の感動を覚えているというものでした。

この道徳授業は,イラストレーターのミツルさんの絵本を元にして作ったものです。

私がつくった道徳授業の中でも一番といっていいほど人気があります。

こうやって道徳授業でつながっていくことに喜びを感じます。

 

1時間半ほどで準備が終わり,最後は机の中の整理をして帰りました。

グランドでは,晴天の下で新入生歓迎行事が行われていました。

いよいよ月曜日から,S中学校生徒との新たな日々が始まります。

 

5795 「幸せのひきがね」

所ジョージさんのYoutubeチャンネル「97チャンネル」で,

ご自身の本「幸せのひきがね」が紹介されています。

ここでは,所さんが,ものごとの見方,考え方,とらえ方を話していてます。

所さんが,こんなことを話していることは見たことがないなあと思いながら見ました。

とても興味深い話でした。

例えば,

○数字にとらわれ過ぎている(賞味期限の話)

○自分で動こう(リモコンの話)

○自分で考えよう(AIの話)

○縦に行くより横に行く(宇宙開発の話)

○未来ゴッコ(スマホVRの話)

○節電(自販機,コンビニ)の話

などです。

所さんの生き方の一部分がわかり,うらやましい気持ちになりました。

算数を国語的に解釈するという「算国」の話は笑えました。

ゆっくりしている時にでも見てください。


www.youtube.com

 

 

5794 子どもから元気をもらう 

朝のルーティンワークの1つに,ベランダに出て朝陽を浴びるというものがあります。

浴びながら,風景を楽しみます。

さて,新学期がはじまったこともあり,登校中の子どもの声が聞こえるようになりました。

近所の人にあいさつをしてる小学生や犬を連れて散歩をしているおばさんと会話をしている子どももいました。

 

子どもの声を聞くと元気になります。明るい気持ちになります。

子どもから元気をもらっていると思います。

そういった意味でも,子どもは大切な存在なのです。まさに国の宝なのです。

 

いよいよ来週から,授業をします。

私も生徒から元気をもらいたいと思っています。

5793 ハンバーグ 

サークルのM先生から,長崎西高校の学校便りを紹介してもらいました。

「ハンバーグ」というタイトルで,高校卒業後,大学進学のため家族と離れて暮らすことになった女子の話です。

家族一緒に食べる,最後の夕食がお母さんの手作りハンバーグでした。

この話を読んでいくうちに,涙が出そうになりました。

私が大学生となり,家族と離れ一人暮らしをはじめた頃を思い出したからです。

離れて初めて家族の大切さ,温かさを感じました。

食事というのは,単なる栄養補給のためにあるのではないのです。

そこには,必ず家族との会話があります。

うれしいこと,悲しいこと,楽しいこと,おもしろいことなどを家族と共有する場が食事だと思います。

そういえば,キッコーマン醤油のCMポスターに

「しょうゆがへるたび,ふえるもの」

というコピーがあったことを思い出しました。

https://www.kikkoman.com/jp/memory/advertisement/201112b.html

 

今日は,市内中学校の入学式です。中学校3年間は,反抗期まっさかりの時期です。

そんな中学生に,この学校便りを使って道徳授業をつくり,家族の大切さを感じ取らせたいと思いました。

 

追記:長崎西高の学校だよりは,公式HPから見られます。

http://www.nagasaki-nishi.ed.jp/uploads/photos/R5_294%20.pdf

 

5792 車の両輪とゴルゴ13

今日が,着任式と始業式の学校が多いと思います。

いよいよ令和6年度が本格的に始まります。

1年生を担当する先生は,新しい出会いに向けての準備で忙しいことでしょう。

さて,令和4年度の入学式後に保護者へこんな話をしました。

保護者へ話をする時に留意している点は,こんなことです。

①学年主任である私という教師を理解させる

②使い古された話ではなく印象に残るような内容にする

③保護者との良好な関係をつくる

 

「家庭と学校は車の両輪です。2つの車輪が同じように回らないと進みません。どちらかが止まったり,逆回転したりすると車は同じ場所でくるくる回るだけで前進はできないのです。子供を良い方向へと成長させるためは,家庭と学校の協力が不可欠なのです。どうぞ,よろしくお願いします。」

 

ゴルゴ13の有名なセリフで

「10%の才能と20%の努力と30%の臆病さ,残る40%は・・・運だろうな」

あのゴルゴ13でさえ,臆病さをもっているのです。

臆病だからこそ,準備に時間をかけるのです。

学級づくりにも,ある意味,臆病さが必要だと思います。

しかし,必要以上に憶病になる必要はありません。

どこかに楽観的な部分も必要です。

さあ,学校を楽しみましょう。