半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

5793 ハンバーグ 

サークルのM先生から,長崎西高校の学校便りを紹介してもらいました。

「ハンバーグ」というタイトルで,高校卒業後,大学進学のため家族と離れて暮らすことになった女子の話です。

家族一緒に食べる,最後の夕食がお母さんの手作りハンバーグでした。

この話を読んでいくうちに,涙が出そうになりました。

私が大学生となり,家族と離れ一人暮らしをはじめた頃を思い出したからです。

離れて初めて家族の大切さ,温かさを感じました。

食事というのは,単なる栄養補給のためにあるのではないのです。

そこには,必ず家族との会話があります。

うれしいこと,悲しいこと,楽しいこと,おもしろいことなどを家族と共有する場が食事だと思います。

そういえば,キッコーマン醤油のCMポスターに

「しょうゆがへるたび,ふえるもの」

というコピーがあったことを思い出しました。

https://www.kikkoman.com/jp/memory/advertisement/201112b.html

 

今日は,市内中学校の入学式です。中学校3年間は,反抗期まっさかりの時期です。

そんな中学生に,この学校便りを使って道徳授業をつくり,家族の大切さを感じ取らせたいと思いました。

 

追記:長崎西高の学校だよりは,公式HPから見られます。

http://www.nagasaki-nishi.ed.jp/uploads/photos/R5_294%20.pdf