半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2519 大学生の授業③

今日は,2人の大学生が社会科の授業を行いました。
Iくんは,昨日やり残した部分である南蛮貿易について授業をしました。
その気づき
①フォロー…いい答えを発表した生徒を拍手でフォローしたことは良かった。
②説明…輸出品として「銀」があったが,この説明が欲しかった。
③机間巡視…生徒一人ひとりを見ようと努力をしていた。
④時間配分…私なら10分程度で終わるところだが,20分もかかった。

前回よりは,緊張も少しなくなっていて,生徒の様子を見る余裕もあったと思います。


Kくんの授業の気づき
①技…生徒をのせる技を学んだこともあり,いろいろと試していた。
②フォロー…フォローの言葉数も増えて,生徒によって違うフォローをしていた。
③板書…字も少しは良くなった。ていねいに書こうとしていた。
④テンポ…テンポというのは,スピードとは違うことを認識すべき。
⑤発問…深い思考を促す発問がなかった。これが社会科の授業の肝となる。テストであまりいい点をとれない生徒でも,高い評価をもらえるような,つまり逆転現象を起こす発問を考える。
⑥ワークシート…教科書の内容からちょっと外れていた。

授業をすることに慣れてきたこともあり,いろいろな部分で学びを出せるようになりました。
しかし,一番怖いのは慣れです。生徒の評価に満足せず改善していってほしいと思います。

このような意欲あふれる大学生がいることで,私自身も学ぶきっかけをもらったと思ってます。