半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

4209 「フリータイム」は楽しい

社会科の授業で取り入れている「フリータイム」とは,発問に対して自分の考えがまとまった生徒が挙手をして,指名された生徒から順に発表していくというものです。その説明でこんな話をしました。「これから社会に出ていく君たちは,自分の考えをもつことが大切です。持つだけではだめです。それを人前できちんと主張することが求められてています。高校入試でも,自分の考えを自分の言葉できちんと表現できることがも求められています。恥ずかしいとかちょっと怖いという気持ちはわかりますが,慣れていくものです。社会科の授業n「フリータイム」を利用して,ちょっとした勇気を出せるように慣れていきましょう。」
すると,手を挙げる生徒が増えてきました。
昨日の様子です。
発問は,「朝廷は,遣唐使をどうして取りやめたと思いますか」でした。出た意見は次のようなものでした。
〇「中国から学ぶことがなくなったから」
〇「日本が中国に追いついたから」
〇「遣唐使には,たくさんのお金がかかっていたから」
〇「遣唐使は危険だったから」
〇「日本の政治がおちついてきたから」などです。
もちろん,一人一人をフォローすることは,忘れていません。
「なるほど」
「そうか」
「なかなかいいね」
「するどい」
「そんな考えは,予想しなかった」
こんなフォローを入れいることで,生徒は安心して発表できるようになると考えています。