半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3503 セミナーの内容②

前回の続きです。
道徳科の教科書だけでは,生徒の関心を高め本音を引き出す授業をすることは難しいと思います。
もちろん,教科書には各教材ごとに発問が書いてあります。もちろん指導書も出てくるでしょう。
その通りやって,生徒が本気になる道徳授業をすることは難しいと思っています。
その理由は,
①長文教材が多い。
②教材を読むだけでも時間がかかり,授業のテンポが悪くなる。
③語彙力が低い生徒にとっては内容把握が難しい。
④成功者を扱う教材が多い。
⑤いい話が多いので,予定調和的な終わりになっている。
⑥生徒の人生と重なるような教材があまりない。
⑦スポーツ教材が多いので,スポーツに関心がない生徒にとっては面白くない。
⑧手元に教科書があるため,良い意味でも悪い意味でも予習ができる。
⑨思考を刺激する発問がつくりにくい。

などです。

そこで,教科書にいろいろな調味料をプラスする必要があるのです。
その調味料とは,


次回に続く。