半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2518 大学生の授業②

先週に引き続き,大学生のIくんが社会科の授業を行いました。
先週の授業でまずかった部分をいくつか改善をしてきていました。

その① 学習プリント…生徒が作業をしやすくしていました。
その② 説明…できるだけ短くしていました。
その③ 板書…文字の大きさも適当で,随分ときれいに書いていました。
その④ 生徒のフォロー…一人ひとりをフォローしようとする姿が見られました。
その⑤ 時間配分…50分間を意識した構成にしていました。

授業後の話で,「自分の授業と私の授業が違う点を1つ挙げてみて」とたずねるとIくんは,
「教師と生徒との信頼関係です」と答えました。
私は「授業のテンポ」だと言いました。
授業のテンポが悪いと,生徒がダレでしまいます。これでは全員参加どころか私語や勝手な行動が出てきてしまいます。
ですから,私の授業ではテンポが速く,生徒にはスピードが求められます。
Iくんから,今日の私の授業の中で生徒の活動は7つあったそうです。
50分間に7つの活動を取り入れるためには,1つの活動にかける時間が短くなるのは当たり前のことです。
だからと言って,ついてこれない生徒がいるわけではありません。
このテンポとスピードに頑張ってついてきています。
これを繰り返すことで,生徒は鍛えられるのだと思います。
明日は,Kくんが同じ単元を授業します。
IくんとKくんがどんな違いがあるか楽しみです。