半径3mの教育論

〈教育雑感編〉

1470 今日の社会科授業

今日の1年1組での社会科授業の様子を報告します。なお,先週授業開きが終わり,授業の進め方については教えていましたので,今日が本格的な授業開始となりました。
前の時間が体育だったため遅れてきた生徒が数名いました。
あいさつが終わった後で,時間を守らないということは周りの人に迷惑をかけるということを話ました。

●単元名「水のある星 地球」 世界地理の一番最初の授業です。

①ノートの書き方を確認。きちんと書いているか期間巡視でチェックしました。
 丁寧に遅く書いている生徒がいたので,早く書くことも大切だとを教えました。
②全員起立させて,教科書の指示した範囲を音読させ,読み終わったら着席するように指示を出しました。
 ほとんど全員が大きな声で元気よく音読ができたのでほめました。一人の生徒が遅く着席したので,手を抜かず最後まで読んだことをほめました。
③「ガガーリンはどこの国の人ですか」と一人の生徒を指名して,聞きました。教科書のきちんと読んだかどうかの確認のためです。
④雰囲気を盛り上げるために,クイズをしました。「人類の前に宇宙に行った動物は犬や猿ですが,これらの動物はある共通点がありました。それは,すべてオス,すべてメスどちらだと思いますか。ノートに書きます。」
⑤「ガガーリンが「地球は青い」と言ったのはなぜかをノートに書かせました。
 すべての生徒を期間巡視して,個別即時評価を行いました。
⑥陸と海の割合を教科書で調べさせました。
 すべての生徒を期間巡視で個別即時評価を行いました。
⑦3大洋と6大陸をノートに書かせました。
 すべての生徒を期間巡視で個別即時評価を行いました。
 太平洋を大平洋と書いたり,大西洋を太西洋と書いたりしていた生徒がいたので,間違いやすいので注意するようにと説明しました。また,間違ったことを私から指摘された人は,今日の授業を受けてよかった,もし受けていなかったら,これからずっと大人になるまで,太平洋を大平洋と間違い続けることになるかもしれないと説明しました。
⑧プリントによる作業で3大陸と6大洋の場所を調べさせました。
 すべての生徒を期間巡視で個別即時評価を行いました。
⑨プリントのステップ2のやり方を説明しました。
⑩プリントの貼り方を再度確認しました。ここまでで50分。

私の授業の特徴は,個別即時評価を数回行うことです。少なく見積もっても,同じ生徒のところに3回は近づいて評価します。
このシステムを取り入れて15年になりますが,一人一人の学習状況やどこでつまずいているかがわかりやすいという利点があります。また,自分の書いた答えが,個別にしかもすぐに評価されるのでやる気がでます。
社会的思考の発問では,成績がいい生徒が高評価がもらえるとは限りません。また苦手な生徒も高評価をもらえる可能性もあるため,不得意な生徒も意欲が高まります。
欠点は,期間巡視を頻繁に行うため,時間がかかるということです。この欠点をどうするかというのが,ここ数年悩んでいるところです。

授業が終わって,担任の先生が「社会科の授業は楽しかったと言っていました」という話を聞いて,ほっとしました。まずは,いい滑り出しでした。