半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

5459 小さな心の動き

道徳授業をつくりたくなるのは,小さな心の動きがあるネタと出会った時です。
ネタとは,道徳授業の教材に使えそうなものです。街中の風景,ポスター,コマーシャル,新聞記事,本などです。
小さな心の動きとは,
「あっ」「何だろう」「そうか」「なるほど」「いいねえ」「どうして」
「生徒に伝えたいな」「生徒はどんな意見をいうかな」「生徒はどう感じるかな」などです。
感動とか驚きとか喜びなど大きなものではなく,ほんのちょっぴり,心が動くことです。
この小さな心を動きをがあったネタを加工し,発問をつくり,構成を考えて,道徳授業の教材とするのです。
ネタと出会って教材が出来上がるまでの流れがとても好きです。
道徳教材ができあがると,早く授業をしたくなります。
生徒の反応が楽しみになります。
自分で道徳授業を創る喜びを知ってから約25年がたち,50本以上の自作の道徳授業をつくりました。
教師自身が道徳授業が好き,楽しいと思えることが第一歩なのです。