半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3934 初任者の道徳研究授業

今日の3時間目,1年3組で初任者が道徳の研究授業を行いました。

初めてとは思えないぐらい,スムーズに流したと思います。

初任者が道徳授業をするとたいがいうまくいかないものです。

途中で何を言っているのかわからなくなったり,予想と違う発言が出るとパニックになったりするのです。

それからすれば,今日の授業は無難な道徳授業だったと言えます。

授業後の研究協議での私の意見です。

①教えたいことが強すぎて,価値誘導型の道徳授業になってしまった。

②主題についてもっと深く考えたうえで授業をつくることが大切。

③教科書の読み取りに専念した生徒が多かった。

④思考を刺激する発問がなかった。

⑤生徒一人一人をしっかりと評価しながら授業を進めることが大切。

最後に,同じ教科書教材を使って作った別の道徳授業プランを紹介しました。

批判をするのであれば,代案を示す必要があると考えているからです。

この授業を契機にして,学ぶ意欲をさらに高めてほしいと思います。