未来への投資ということで,新経済対策の中に,小中学生全員に1台ずつのタブレットパソコンが配備されるそうです。
現場では,いじめ,学級崩壊,不登校,ネットトラブル,校内暴力など危機的な事態が続いていことを文科省はどう考えているのでしょうか。
一人でも多くの教員を採用し,多くの目で観察することが急務です。
一人も多くの教員で対処することが急務です。
タブレットを導入すれば,教師の負担が軽くなると思っているのでしょうか。
教師の授業力が向上すると思っているのでしょうか。
おそらく,すべて逆の方向へ進んでいくことになるでしょう。
タブレットを見ながら操作しながら授業を進めていては,生徒の微細な変化に気づくことができません。
生徒の目を見ながら授業を進めることができません。
授業の空気を肌で感じとることができません。
教師という特別な仕事の意義を再考する必要があると思います。