半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3887 指導案に思う

先日の初任者が行った研究授業で配布された指導案を読みました。

その中で気になったこと。

主題名は「月に思う」でした。

この主題について書かれた中に,「我々現代人は月について・・・・」という文章がありました。

この部分が気になったのです。

主題観とは,授業者つまりこの初任者が「月」についてどのように考えているか,「月」に関してどのような思いがあるのかを具体的に書くものだととらえているからです。

つまり,指導案の一番の柱になる部分なのです。

これを「我々現代人は・・・」という一般化された,他人事を書くことに違和感を覚えたのです。

授業者が「月」についてどう考え,それに基づいて生徒に何をどう教えるかを考えることになるのです。

指導案には,どこからか借りてきた言葉ではなく,授業者の顔が見えるような言葉で書くと良いと思っています。