半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3819 読破83冊目「ラストシネマ」

●「ラストシネマ」(辻内智貴 光文社)★★★★

辻内さんの作品の3冊目を読破しました。

どの作品を読んでも心が優しくなります。

辻内さんは,作品を通して,優しく幸福な生きかたとはどんなものなのかを描いていると思います。

そして,自然の美しさ(特に青空,星空の魅力)をあらためて感じさせてくれます。

この本にも素敵な言葉が見つかりましたので,一部を紹介します。

〈引用始まり〉

「これをする為に自分は生きてるんだ,なんて思うな。

生きているから,こうしてるんだとその事を考えろ」

「見えないものが見えたとしたら,いろんな事に気づける。気づいた分だけ,すきになれる。すきになれたら,やさしくなれる。やさしくなれたら,見えないものにやさしくして貰える。」

今回は,奥深い言葉に出逢えたことに感謝します。

折りにふれて,こんな素敵な言葉を生徒たちに語ってあげたいなと思います。

 

ラスト シネマ (光文社文庫)

ラスト シネマ (光文社文庫)