教師は,生徒に向かって話すことが多い仕事です。
この話をどうやって生徒の心まで届けるかが肝心なところです。
そのためには,教師の「観」に基づいた話をすべきだと思うのです。
生徒もその時々に応じて,前に立った教師が何を話すのか,おおよそ分かっているのです。
「どうせ,こんなことを言うんでしょ。」
といった具合です。
これでは,生徒の心まで到底届くわけがありません。
大人もそうですが,話者の経験に基づいた話だと聞きたくなります。
また,本音で語る話も聞きたくなります。
野口芳宏先生も言われています,
「教師は伝達者ではなく,影響者でなければいけない」
私自身もずっと,生徒の人生に影響を与えるような語りをしたいと考えています。