半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3718 教師よ,影響者になろう

教師は,生徒に向かって話すことが多い仕事です。

この話をどうやって生徒の心まで届けるかが肝心なところです。

そのためには,教師の「観」に基づいた話をすべきだと思うのです。

生徒もその時々に応じて,前に立った教師が何を話すのか,おおよそ分かっているのです。

「どうせ,こんなことを言うんでしょ。」

といった具合です。

これでは,生徒の心まで到底届くわけがありません。

大人もそうですが,話者の経験に基づいた話だと聞きたくなります。

また,本音で語る話も聞きたくなります。

野口芳宏先生も言われています,

「教師は伝達者ではなく,影響者でなければいけない」

私自身もずっと,生徒の人生に影響を与えるような語りをしたいと考えています。