半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3223 道徳授業の指導案

九道研に向けて指導案が最終段階に入っています。
プレ授業を何回も行い,授業者が自分なりの指導案をつくってきました。
いろいろな先生の話を聞いて最終的には授業者がつくるのです。
ここで,大切なことは,指導案はあくまでも授業者の考えで書くものだということです。
ガチガチの型にはめたり,強制的に変更させることは好ましくないと思います。
(学習指導要領解説では,指導案の形式はあくまでも例であると書かれています。授業をするためには,これぐらいの項目は必要であるというスタンスです。)


教えたい道徳的価値について,深く考えるのは授業者です。
目の前の生徒のことをよく知っているのは授業者です。
教材の魅力を感じたのは授業者です。
目の前の生徒を道徳授業によって向上的変容をさせるのは授業者です。


つまり,指導案は授業者の考えを尊重するべきものなのです。
何よりも,道徳授業は指導案を書くことが目的ではなく,目の前の生徒のために行うものであるという根本を忘れてはいけません。