半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2476 読破4冊目「教師のチカラ 24号」

●「教師のチカラ 24号」(日本標準)★★★
今回の特集は,「特別の教科 道徳への15の提言」でした。
一番は,何と言っても野口先生のページでした。
野口先生が道徳の教科化について本音で書かれていました。
読みながらマーカーを入れた部分は,次です。

〈引用始まり〉

幼,小,中学校期の,まさにそれは人間としての「守」をきちんと身につけるべきときに,「多様な価値観」のそれぞれに「誠実に」「向き合い」「答えが一つではない道徳的な課題」を一人一人の生徒が自分自身の問題として捉え,向き合う」ことでよいのだろうか。幼,小,中学校期にあっては,時代を超えてゆるぎない人間としての不動,不変の正しく,善なる価値をこそ教えなければならないのではないか。

〈引用終わり〉

善なる価値を生徒に教えこむためには,教師の哲学が問われることになります。
教師が人間の生き方をどうのように考えているかが,重要となってきます。
そのためには,教師は様々な体験をし本を読み修養を重ねなければいけないのです。