半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2475 五感の教育

日課である朝の散歩ですが,最近の寒さで少々おっくうになっています。
もう少しだけ布団に入っておきたいという気持ちに鞭打って,着替えています。
朝6時過ぎに自宅を出発して,約40分程度歩いています。
歩くことで,少しだけですが,五感がするどくなっているように思います。
音,光,闇,臭い,寒さ,暑さなどリアルに感じることができるからです。

人間は,はるか昔,五感を研ぎ澄まして生活していたそうです。
この五感が鈍くなるということは,命を落とす危険もあるのです。
しかし,現在の人間はこの五感がひどく鈍くなったそうです。
ドイツでは,子供を森の中に連れて行き,鳥の鳴き声,川の水の冷たさ,森の匂いなどを鍛える「五感の教育」をやっている小学校があります。
1年中,エアコンで快適な生活ができる日本の子供の五感は,ますます鈍くなっていると思います。
ですから,日本の小中学校でも,「五感の教育」をやるべきだと思っています。