半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3603 読破70冊目「教師のチカラ 季刊35号」

●「教師のチカラ 季刊35号」(日本標準)★★★
今回の特集は,できない子をできるように!音楽・図工・体育の実技指導でした。
社会科と違う技能教科の特集なので,参考にならないかもしれないと思いながら読み始めましたが,とんでもなかったです。
例えば音楽の指導方法は,現在,真っ最中の合唱コンクールの練習に役立ちます。
また,図工の指導方法は,スケッチ大会の時のアドバイスの時に役立ちます。
特に,鈴木健二先生の巻頭言は,参考になりました。

少しだけ引用します。

〈引用はじまり〉
授業づくりの基礎・基本を4つ挙げました。
①変化のある繰り返し
②集中力を持続させる工夫
③どの子どもも技能を身につけることができるスモールステップの工夫
④効果的な視覚支援
〈引用終わり〉


社会科の授業づくりも大いに役立つ基礎・基本だと思います。



また,編集後記の深澤久先生の言葉が刺激的でした。
〈引用はじまり〉
(道徳の教科化について)要録や通知表に何を書くかーこんなことはどうでもいい。教師の仕事は「エセ評価」を書くことではない。日々の生活の中で・正しい事を・自ら実践できる力(感性+実行力)を育てるために学校で何ができるかーここをこそ考えるべきだ。
〈引用終わり〉

深澤先生の文を読むと自分のまだまだ甘いことを痛感させられます。