半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2205 サークル例会①

昨晩行われたサークル例会の報告をします。
参加者は,5名でした。
A先生は,先日長崎大学で行った道徳模擬授業「トルコライス」の紹介と東京で行われた「道徳のチカラ」全国大会で行った講座の報告でした。
一番,興味を持ったのは,どうすれば資料を通して自分のことを語るようになるかということでした。
資料の中の世界と自分の経験が重なる部分が少しでもあれば,自分のこととしてとらえることができると思います。
そのためには,発問を熟考することが大切になってきます。
中学校の道徳授業で,有名なスポーツ選手や偉人の資料を取り上げるものがあります。しかし,素晴らしい人物であればあるほど,子供たちと重なる部分が少なくなってしまうのではないでしょうか。そうすると,資料の世界から自分自身を離れた場所に置いてしまい,思考することを止めてしまう生徒のいるかもしれないのです。
そういったことにならないように,私が資料を選ぶ時の基準があります。
それは,有名な人物でもいいのですが,どこかに人間臭い部分がある人物を選ぶということです。
つまり,あんなにすごい選手なのに,意外と自分と似たところがあるんだと思わせる資料ということです。
短く言うと,1番ではなく2番の人を取り上げたいと思っているのです。

続きは明日。