半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3214 命は風船

「風船は,私たちの命に似ているね うれしいとふくらみ 悲しいとしぼむ」
これは,長崎大学附属中学校の田中啓司先生の詩です。

2006年11月14日に書いた「半径3mの教育論」からの文を紹介します。


〈引用始まり〉
455 授業改善「中学校・道徳」研修が終わりました(11/14)
 本日,長崎大学附属中学校の田中啓司先生をお招きして道徳の出前授業をしていただいた。2年生を相手に「いのちの尊さ」に迫る道徳授業だった。
 しっかりとした構成と小道具を使った授業で生徒がしっかりと考えることができる内容だったと思う。
 授業後の研究協議でも,公的な研修会とは思えないぐらいの深く身のある協議ができたと思う。
 後半は,日頃の道徳授業で悩んでいることを気軽に話す場を設定した。
 その中で,参加者が知りたいことは以下の通りである。
 ●資料やネタの収集方法
 ●価値に迫る方法(価値の押し付けにならないようにするには)
 ●「心のノート」の使い方 だった。

 1時間30分程度の短い時間だったが,いろんな意見やアイデアがでたいい協議だったと
 思う。

 授業をしていただいた,田中先生。クラスを提供してくれた上田先生。そしてこの会の
 企画・運営にご尽力いただいた市教育センターの先生。
 25名の参加された先生。どうもありがとうございました。
〈引用終わり〉

この後,田中先生と道徳授業について,いろいろ話したいと思いました。田中先生も同じように言われました。
しかし,これから会議があるので学校へ戻りますということでしたので,では次回ゆっくりと話しましょうということで別れました。
しかし,田中先生と道徳授業の話は二度とできないことになりました。


この田中先生のことが,本日の「長崎新聞」のコラム欄に紹介されていました。

http://www.nagasaki-np.co.jp/press/mizusora/top.shtml

田中先生とは,たった1回しか話したことがありませんでしたが,今でもはっきりと先生の道徳授業を覚えています。
子供のことをとても大切にする優しく温かい授業でした。

田中先生から,心が温かくなる道徳授業の必要性を学びました。
田中先生,本当にありがとうございました。