半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

5528 だから道徳授業はやめられない

昨日の朝,学校に着くと女子バレー部顧問のO先生が話しかけてきました。話の内容は,こんな感じです。
先日の公式戦での出来事で,いつもは試合の途中であきらめてしまう2年生のFさんが,その試合では,最後までボールに向かっていく姿が見られたそうです。しかも,試合の次の日は休みがちだったそうですが,今日は登校していました。そこでO先生がその理由をたずねたところ,Fさんはこんなことを言ったそうです。
「この間のY先生の道徳授業を受けて,自分は変わろうと思ったんです。」
何とうれしい言葉でしょうか。
たった1回の道徳授業,しかも学年道徳というちょっと変則的な授業だったにもかかわらず,Fさんにとっては印象に残るものになったのです。
 本当にやってよかったと思います。
こんなことがあるので道徳授業は止められないのです。